いつもの専門家翻訳さんの引用先の原典より。IR脆弱性が実戦での課題になる可能性。
米軍によると、ラフ・ライダー作戦中にフーシ派の指導者数名が殺害され、1,000以上の標的が攻撃された。スタンドオフ精密ミサイルを含む先進兵器の備蓄が減少し、インド太平洋地域における将来の作戦に必要な戦略的奥行きを失うのではないかと軍内で深刻な懸念が生じている。既に作戦に貢献している2隻の空母と中央軍(CENTCOM)の複数の基地を強化するため、貴重なB-2スピリットステルス爆撃機が比較的大量に、そして多額の費用をかけて配備された。
ワシントンD.C.で論争が巻き起こった。ピート・ヘグゼス国防長官が、現在進行中の作戦について議論する際にSignalメッセージアプリを使用し、誤って未承認の記者をグループチャットに含めたため、政界から批判を浴びたのだ。この作戦上のセキュリティ上の不備による人的被害はなかったようだが、前述のF/A-18のインシデントでは多くの隊員が負傷した。フーシ派の地対空兵器が米軍のF-16およびF-35戦闘機に至近距離で命中した事例と合わせて、この出来事は最前線の隊員が負う並外れたリスクを痛感させ、米兵の命中が実際に起こり得ることを浮き彫りにした。
「複数の米国当局者が、数機のF-16戦闘機と1機のF-35戦闘機がフーシ派の防空軍に撃墜されそうになり、米国人の死傷者が出る可能性が現実味を帯びてきたと述べた」とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。
F-35は高度なレーダー断面積低減策によりレーダー探知が困難になっているものの、依然として大きな赤外線シグネチャーを発します。この脆弱性は設計者にも認識されており、赤外線シグネチャーの低減は航空機設計の重要な部分です。しかしながら、これまでアメリカ戦闘機に搭載された中で最も強力なターボファンエンジンでは、低減できる範囲には限界があります。
引用おわり。
一読した(機械翻訳ですが)印象では特にエビデンスは無く(あたりまえ)ステルス機は基本的に特定の周波数帯のRCS低減に特化しておりF-35はF-117やB-2の如き赤外線(主にエンジンノズル)抑制には限界(まあ、脆弱性と称しても間違いではないのでしょう)。
無論大昔からIRAAMへの対抗策としてのフレアは作戦機には装備されており、回避は可能(高G運動と共に)なのでしょうがIRAAMにはステルス性は無効か限定的(ど素人目線ではYF-23やF-117の如きエンジンノズルの赤外線低減策は難しそうに見える。F-35Bの如くノズル偏向なら別だが)に見えなくもない。
もっとも今回の戦場の如く待ち伏せ迎撃でIRSAMの飽和攻撃?を受けた場合に生じうるリスクなのかもしれませんが既に4世代機でもIRSTが装備されている昨今では赤外線ステルス性も重要な要素(まあ、既知であるが対策優先順位が低かった?)であるのは現実の様で(ど素人が偉そうな事を申してすみません:)。