BBCの記事より。
エアインディアのB787からFDRは回収されているがCVRも回収された件。
これで原因究明が進むと宜しいのですが。
先週発生したエア・インディア機の墜落事故をめぐり、調査当局がコックピット・ボイス・レコーダー(CVR)を回収した。事故原因の解明に向けた重要な一歩とされている。
墜落したのは、インド西部アーメダバードを出発しロンドンに向かっていたエア・インディアのボーイング「787-8型ドリームライナー」。現地時間6月12日午後1時38分に離陸した直後に墜落した。この墜落で、乗客乗員と地上にいた人々ら、少なくとも270人が死亡したとされている。
CVRは操縦室内の音声を記録する装置で、パイロットの会話や警報音、周囲の環境音などが含まれている。
一方、飛行中の高度や速度、エンジンの性能といった重要な飛行データを記録するフライト・データ・レコーダー(FDR)は、事故翌日の13日に機体の残骸から回収されていた。
引用おわり。
墜落高度が低かった為かFDRもCVRも回収出来た様なのでどういう結論になるにせよ究明は進む筈なので今はそれを待つべき時で一部サイトやニュース?やYouTube等でエビデンスに基づかない憶測が出始めている様だがそれは無視:)
今回はB787初の全損事故だしNTSBも当然Boeingも全面協力するから納得のいく原因究明と再発防止が行われる事を望みます。
20250618 14:15追記:ロイターの記事より。点検結果異常なしとされるが既知の要因とは限らないのに公開した意図は・・・事故調査結果を待つべき:
[17日 ロイター] - インドでボーイング(BA.N), opens new tab787型エア・インディア機が墜落し少なくとも271人が死亡した事故で、インド政府の民間航空総局(DGCA)は17日、同型機を点検した結果、重大な安全上の問題は一切確認されなかったと発表した。DGCAは声明を発表し、「航空機および関連する整備体制は、現行の安全基準に適合していることが確認された」と述べた。DGCAは既にエア・インディアに同型機33機の安全点検を従来よりも強化した内容で実施するよう命じており、この日は24機について完了したことも明らかにした。DGCAは同社幹部との会合で、同社から報告された最近の整備関連の問題に懸念を示した。その上で「規定順守の徹底」に加え、社内の部門間連携の強化や、旅客便の遅延を最小限に抑えるため十分な機材繰り態勢の確保を求めた。
引用おわり。
B787の機体というよりかはエアインディアに向けられた世間の視線に対する監督官庁の反応に見えなくもない。
事故調査報告は数ヶ月から年単位掛かるのが普通なのでFDR,CVR、目撃者証言、生存者へのヒアリング等、原因究明の為の情報は揃うのではと期待。そして再発防止策も(調査主体から報告書が提出される筈)。