物理法則は加速出来ない

 電池車ブームを引っ張りたい為かメディア様の理系部門(笑)たる日経駄目テック(XTechとも)の非ものづくり部門さんが新技術が出た〜と煽っておられるが↓

xtech.nikkei.com 確かに記事自体は正しいのだろう(絵に書いた餅から絵に書かれていない餅へ)がこれっていづれも研究レベルの内容であるのに如何にも近日実用化され(うる)と煽るのが常態化しているのではなかろうか。そもそも電池の如き物理・電気化学を基盤とする技術開発は少なくとも10年スパンの研究開発と実用化に向けたさまざまな課題(効率、品質、コスト、量産性、製造設備、等々)を研究者・開発者が苦心惨憺し企業も膨大な投資を行った上で市場競争に臨みその内の何割(或いは%台)かのシェアを獲得出来れば大成功なモデルだから既存の電池メーカであっても慎重(既存メーカ故に慎重)なのにIT詐欺師(失礼)で量産ノウハウも設備も有しない研究所の知名度Upが目的と思われる企業さんも玉石混交で「参入」なさっておられる状況に如何わしさというか胡散臭さを感じるのは私だけだろうか?

 物理法則を相手に仕事されている電池屋さんは開発に時間を要するのは先刻承知でそれなのに結果を求める圧力に屈して生煮えなのに適当に繕って企業、研究機関、新規参入者がプレスリリース撃ちまくるから賑やかしに見えるが実用化の期間が短い程リスク(問題)が発生する可能性が高くなるのは高エネルギー物質を常時活性化した状態(電池の事である)放置する機器では安全対策の漏れが自然発火したり爆発したりする訳でIT詐欺師の「AIで○○が改善」「○○ソフト・ソリューションで効率Up」といった小手先の空論(失礼)とは異なり物理法則を曲げうるのはどこぞの神様だけであるから昨今の電池煽りは門外者から観るに異様な状況に見えてしまうのは過去にも述べた気がする(あくまで一個人の印象です)。

 こういう煽りブームも一つの社会情勢の変化で急変するのはよくある話で例えばウクライナ戦争でロシア・ウクライナの資源輸出に影響が出ている現在欧州ではエネルギー政策の大幅な見直しが形振り構わぬレベルで進行中である(原発天然ガスはクリーンエネルギーとか)。エネルギー危機には当然電力も含まれそれの負荷になる電池車も当然エコシステムに含まれる。無論化石燃料(これはRISC同様な差別語ではないかと個人的には思うのだが)車の燃料たるガソリン、軽油も含まれるが果たして優先順位の点から意識高い系のEU様はそれでも電池車を推進なさるのか個人的には興味が有る(悪趣味かもしれないが)。

 そもそもエネルギーの如き社会基盤を成すエコシステム(本来の意味で)をたかが燃費不正をもみ消す為だけにディーゼルから電池車に偏心した欧州メーカとそれに加担する環境馬鹿勢力による電池車煽りは次第に無かった事にされてしまう可能性があるのではないか(トヨタの社長さんの発言が正論だったのではないか)と専門外の素人おじ(い)さんは今、想っています。